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sanaa

高台にあるカウカバン。
景色が美しく、ふと見ると
絵になる景色にあふれてる。
高いところが好き(バカ?)な私は
この町がとてもお気に入り☆

カウカバンの町は要塞のような作りで、シバームから登ってきた道からカウカバンへ着くと、そこは高台の広場のような場所で、すぐ脇にカウカバンの町への入り口が高い壁の横に作られている。町全体が断崖絶壁の上に作られていて、この入り口以外、町への入り口はない。
眼下のシバームの町の人たちは商業と農業に従事し、この豊かとは言いがたい高台のカウカバンへ恵みをもたらしている。しかし、シバームが外的に襲われると人々は迷うことなくこのカウカバンへとのぼり、身を守る。カウカバンはこの要塞都市で軍事的役割を果たしている。それがこの双子都市のゆえんだ。
活気のあるマーケットに多くの人が行きかうシバームと、景色は美しいけれど少し簡素な面持ちのカウカバン。その役目からか人が多く行きかっていても雰囲気は違う。

広い場所からカウカバンから少し離れた場所に移動をしてカウカバンの全景を見る。中はどんな町だろう。
シバームはどう見えるだろう。

左のほうにカウカバンの入り口。
背景を見るとここの高さを改めて感じる。

少しずつ入り口へ近づく。

カウカバンのゲートの横で
青年たちが楽しそうに話していた。
上にはカウカバンを示す標識。
お気に入りの一枚。

門をくぐると壁伝いに左手に曲がり、町の中へ入った。シバームと比べて人が少ない。前のほうを歩く人についていく。町の中心へまず向かう。
もんから歩くこと5分ほどで、開けた広場に出る。歩いてきたほかの場所よりも多くの人が小さく並ぶ店先や広場の隅で話をしたりとそれぞれの時間を楽しんでいる。
この広場が中心のようだけれど、町の中心と呼ぶには静かな場所だった。お祭りのせいも多少はあるのだろうか。
その広場を通る外国人の旅行者・私はちょっとだけ注目を浴びる。前後に同じような旅行者の姿はなかった。この町では旅行者に会わなかった。
でも、少し先の美しい景色が見れそうな場所に何軒かのホテルが作られている。

町の中心部と思われる広場。
若い人もおじさんも、男の人がのんびりといた。

私の前を歩いていたかわいいかわいい子供たち。
民族衣装に小さな小さなジャケットをきて、大人びた表情を見せる。
写真が撮りたくて少し小走りに子供に近づくと、大人たちが
「写真だよ、撮って貰ったら?」と子供たちにと勧めてくれた。
二人は最初照れながら、かがむ私の前に同じようにかがんだ。
かわいい〜〜

私はこの高台からの美しい景色を求めて、人の流れに少しついていくかのように歩いていた。
でもでも、急にトイレに行きたくなったんです〜涙  ああ、どうしようどこで行こう、とホテルを探していると前方に看板が見えてきた!とりあえず目に付いたところのあいていた入り口をくぐり
「すいません〜」
お願いして無事に借りることが出来ました。すっきりして見てみるとこぎれいで居心地はよさそうなホテル。時間が合ったらこの美しい景色の見える町で泊まってみたいものです。このホテルを出てからもすぐに別のホテルが2軒ほど現れて、この町がある程度の観光客が来る場所だと言うのを物語っていた。
ホテルの並ぶ場所は町の奥のほうへと少し入った場所。人の流れる道から見える。
その道沿いにはさらにダッバーブが停まるような場所があり、小さな広場のようになっていて商店も2〜3軒ほどあった。先が広がっていてすぐ向こうにシバームの町を見下ろす場所があるのだと思うと興奮して足が速まった。

子煩悩なイエメン人のお父さんたちが
子供を抱いて、景色を楽しんだ後散歩中。

カウカバンの人たちにとってもシバームを眺め遠くを見渡せるこの場所は、いいハイキング(?)スポットのようで先にある崖の周りには思っていたよりもたくさんのグループが腰を下ろして思い思いに話したりおやつを食べたりと、のんびり時間を楽しんでいた。
建物の脇を過ぎて角の場所へと、少し周りの視線を感じながら移動する。

どんどんどんどん、景色の全貌が広がってくる。
すごい!

左手になったカウカバンの町を見ると
いかにここが断崖絶壁の上かわかる。

シバームの町だ!

しばらく一人であっけに取られながら景色を楽しんでいると、私に興味を示していた黒い衣装をまとったイエメン人の女性たちのグループがが手招きをする。近くに歩いていくと隣に座るように言われて腰を下ろした。
彼女たちは多分10代の女の子たちだった。彼女たちの唯一見える顔の部分、目から好奇心が見て取れる。
かばんからアラビア語会話帳を出してつたない会話でも出来たのが嬉しかった。
彼女たちはみんなでお菓子を持ってきていたようで、私にもおすそ分けをくれた。それを食べるとき同じ女性の私に気を許してくれた女の子が顔のベールをめくって食べてくれたのがちょっと嬉しかった。
お礼にあげた日本の飴を喜んでくれた。
みんなで美しい景色をしばらく眺めていた。

高台の景色を見下ろして、他の旅でもするように私はこれからの予定を練っていた。
今日は夕方から、友人のイブラヒムと会う予定だ。まだ時間はある。
ガイドブックに乗っていた「スラー」の町は遠くないようだ。行ってみるか!

下はシバーム、はるか地平線の中心にある岩の塊。
スラーの町はそこにある。

←私と写真に興味津々だった少年。
↓空に浮いてるかのような建物

町角がなんとも味がある。

まだ歩いていなかったカウカバンの町を散策する。
大きなマーケットがあるわけでもない静かな町は、なんだか趣がある。

どこにでも花があり、
その力強さと鮮やかさに
癒される。

さっき見た、シバームとは反対側の崖の上からの景色は、
渓谷にある町と緑でさらに美しくも見えた。
カウカバンの町の端に立てば
どこからでも圧倒的な自然の美しい景色が広がる。

スラーへ行こう。
さっき人が集まっていた場所に行き、停まっている乗り合いタクシーに値段の交渉をする。
スラーへ行くタクシーではない。一度シバームへ行ったほうがよさそうだ。
でも、ここでの価格はみんなその価格を払っているのかもしれないけれど、私にはちょっと高く感じた。
ここで拾う必要はない。
町を出て歩く途中で拾ったほうが安い。
そしてのんびり歩いてみるのもいいじゃない。
満足したカウカバンのゲートを外へと出た。
広がった場所の正面にシバームへの舗装された道路がある。
シバームへの道ではない。この町から外界へと車が進む唯一の道だ。

少し歩いてどんどん遠くなるカウカバンを振り返る。

スラへ へ
双子都市シバームの山登り へ