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2. 緑のジブラ2

1. 緑のジブラ1

少し離れた場所から、坂に張り付くように広がる
ジブラの美しい景色を見て嬉しかった。
でも、その中へ足を踏み入れたら、
さらに、楽しかった。
そこには人の暮らしと歴史があったから。

町の谷側には整った石畳の道があり、
ジブラの町が一望できる。

ジブラの町を奥へ進めばさらに歴史部会建物や町を目にすることができる。一番それを感じたのは美しいモスク。1000年前と500年間に作られた尖塔が並び進行の場であるモスクをさらに美しく見せている。

モスクの入り口付近から撮影。
異教徒の私は中までは入ることはできない。

ガイドのユスフが
中を撮って来てくれた。

モスクに入ってすぐ左手に閉まったドアがあった。さらに回り込むとそこには中を覗き込める窓があり覗いてみる。中は教室のようだ。実際に今も使われている学校だという。今日は週末でおやすみだそうだ。宗教と教育の近さを感じる。

モスクの裏手には別のモスクの中へ入るためのドアがあった。今は修復中のようだが、とても美しい木で作られた窓だった。脇にはこのモスクを修復している人たちが暮らしているのか部屋があり、にこやかに「ようこそ」と言ってくれた。


雑然とした感じがこの学校が
今も使われているのだと感じさせる。

じっくり見ると今は使われていない場所にも
美しい美術と歴史を見ることができる。

モスクの入り口でその美しいつくりを眺めていると子供を抱いた一人のおじさんが登場した。さも人がよさそうだ。子供は人をよさ気に見せる一つの要素でもある
「彼はこのマドラサの先生なんだ。」
ガイドのユスフが言う。「先生」は英語で自分でもそう名乗る。そしてすぐ近くにある自分の家へと招待してくれる。「時間もないし」と断るも、どうやら屋上からの景色がきれいなのでどうだということらしい。
「それは、タダ?ですか?」
この手の誘いは見せた後でお金を要求したりすることがあるので、念のため聞く。この町は古きよき町並みがとても気に入ったけれど、それが逆に観光地化させている原因で、少し観光客ズレした人とも会っていたので、心配だった。
「もちろんだよ。君を歓迎してるんだ。」
おじさんとユスフに案内されておじさんちの暗い階段を息を切らしながら4階くらいだろうか上りきると、ジブラの町が一望!できた。
いやーー!来てよかった!ジブラ!
屋上にはおじさんの家族の女性がいて、私を迎えてくれた。イエメン女性のナマの顔が見れて嬉しい。
しばらく見てから降りて別れ際におじさんにお礼のお菓子を渡すと、その後でおじさんはこう言った。
「私のためにじゃなくて、マドラサ(学校)のために、寄付をくれないか。」
「えぇ?お金は要らないって言ったでしょ!」
「私のためじゃない。子供たちのためだ。」
なんだそりゃ。と思いつつも、きれいな景色を見せてもらったので、しょうがないと少しお金を渡すと、もう一度
「子供のため、マドラサのために‥」
なんか不快な感じがしたけれど、ここで粘ってさらにイヤになりたくなかったので、
払ってこの場を後にした。

「先生」の家からの景色と「先生」

悔しくもおじさんちからのの景色はとてもキレイ。
手前が1000年前の尖塔。奥の赤いのが500年前のもの。

さっきは「トルコ人の家」
と呼ばれるものを見た。
これは「トルコ人のドア」だそうだ。

モスクの裏手からは傾斜の町とその中の
スークの様子が見てとれた。
美しい町の外観と中身が両方見れたような感じだ。

町の散策も終わりに近づき、斜面の端にある道を歩く。
ここからの景色は町が見れて美しい。
陽だまりの中時間があれば、
この景色を見ながらボーっとするのだけど。

ガイドのユスフ。
ガイドしてもらってるときは普通の人だったけど、最後にお金の交渉になるとイヤなヤツだったー。これは観光地だったら、まして他の仕事があまりないとなるとしょうがないことなのかもしれない。時間がなくて、ちょうど求めていたときに現れたし最初は感じがよかったので、すぐに決めてしまったけど。彼のガイドは手馴れたもので実際自分ではわからない場所やら歴史やらを見ることができたけれど、料金交渉では言っていることが聞いたことと矛盾していて同情をあおろうとしていたのが、とてもイヤだった。私は彼の環境や実際のガイド料に対して、最初に話した金額の倍近くを払ったにもかかわらず、それをさらに粘り気分を害した。
そればかりか、最初に荷物を預けた場所で、荷物を受け取ろうとするとそのお店の人に私への金額を要求させたのだ。お店の人は最初は私の言った金額に納得しているようだったけれど、ユスフが納得しない。私はくやしくもそのとき細かいお金を持ち合わせておらず、かつ後ろにはすでにイッブへ戻るダッバーブが私を待っていた。焦る私の手からユスフがお金を受け取りお店の人に渡す。あとから山分けするんでしょー!!
「多すぎるから返してよ!」
ダッバーブにせかされてそれどころじゃなくなり、やむなく乗り込んでその場を後にした。
ああムカつくわ!ユスフ!
こんなキレイな場所で、こんな思いをするとは。ましてお金落とした日にさ〜〜

コノヤロウーー
ガイドのユスフ

サナアで後半3泊を過ごしたホテルでイエメン観光局が作った
「緑のジブラ」のポスターを見かけた。
こんなにも豊かな緑なんだ、夏のジブラ、イッブは。
ぜひ機会があったら見たい。

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坂のある景色はとても美しい
 
歴史のあるジブラの町もそんな美しい場所のひとつ。