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カマリア窓

〜美しきイエメン芸術

旅を始める前に何冊か読んで見たイエメンについて書かれている本や雑誌。イエメンへ旅行を決めた理由がサナア旧市街の美しく独特な景観の私にとってその建築に着いて書かれている記事は面白かった。建物自体もさることながらそこから見つけた各家々のこだわりや違いが出ているイエメン独特の「カマリア窓」は私の興味をさらに熱くした。
カマリア窓は地上4〜5階の高さに作られたイエメン建築の多くある窓の飾り窓だ。通常の四角開けるための窓のさらに上に、かまぼこ型の飾り窓として取り付けられている。
カマリア窓には二つの楽しみ方がある。ひとつは外から見る人たちがその家の飾りとして見る楽しみ。そしてもうひとつは外に見える窓のデザインとはもうひとつ違ううちにあるデザインを家の人たちが楽しむためのもの。内側のデザインには色とりどりのガラスがデザインにあわせてはめ込まれ昼の強い日差しを受けてその色がキラキラと家の中に映し出される。その柄は外のデザインが重なり合いさらに複雑さを増して見える。外も中もとてもきれいだけど、中のほうがこだわりを持った美しいデザインだそうだ。家族がより楽しめるように。

イスラムのアラベスクがとても好き。
カマリア窓はそのアラベスクを鮮やかに演出したイエメンの形。。
美しいイエメン様式の建物たちをさらに楽しませてくれるカマリア窓。訪れる人たちにはぜひ家々を眺めるとき少しだけ上を見上げそれぞれに美しく演出されたこの窓も楽しんで欲しい。

サナア郊外のワディ・ダハールの離宮で。

上の写真はすべてサナア近郊のワディ・ダハールのロックパレスにて撮影。
さすがのスルタンの別荘はさらに豪奢な美しさを見せ付けてくれる。
次から次に現れる部屋の作りも、そしてこの窓の細工もイスラム、イエメン美術の
こだわりをいやおうなしに感じることができる。

一つ一つの家がデザインが違うようにカマリア窓も違う。
目を凝らしてみるのも楽しい。

柔らかな光に包まれた夜、この家々を見てみると、中からの光がこぼれ、
カマリア窓は色味を得て町の情緒をさらに増す。

ホデイダの宿で熱射病にうなされながらテレビをつけるとテレビでやっていたのは犠牲祭のメッカ巡礼の様子。そして裏番組ではなんとも私にとって興味深いイスラムの建築についての番組。言葉がわからず悔しいながらも思わず見入って、写真もパシャリ。

イエメンらしいお土産のひとつ?
カマリア窓をあしらった飾り。
思わず購入です。

サナアの高級ホテル
タージ・シェバホテル。
ここのロビーにも
より細密で美しいカマリア窓。

私の泊まった安宿でも・・。
なんとトイレ・シャワーの入り口の
上に施された嬉しい飾りが♪

オマケ   これもきれい♪ アラビア語のカリグラフィー(※文字を美しく書く技術・書道。文字を思わせる抽象画)
サナアを出発して立ち寄った食堂で。食堂でこんなきれいなものが見れるとは〜。残念ながらボケた写真ですが。