イエメン到着




イエメンへの空の便はエミレーツ航空を選んだ。エミレーツ航空にカタール航空は名古屋在住の私にとってはちょっと遠い関空発着だけど、それでも仕事からそのまま向かうことのできる魅力的な路線。
予定通りに空港へ到着し、旅の香りを選んでネットして、いつものように空港を楽しんでから顔を洗って歯を磨く。飛行機で寝る準備。
そう、寝るのだけど、一人旅のときちょっと大切なのは隣に座る人でもある。
今回は特にツイていた。本当に貴重なお時間をいただくことができました。眠りたかったけど、それ以上にもっともっと興味を欠きたてられる話がお隣からいただけたのだ。
カオルコさんはまさに世界の紛争地域で活躍している女性だった。これらの仕事だけじゃなく様々な人生経験が実に豊富な方で、何を聞いても私にとって感心するような答えが帰ってくる。楽しく話していながらとても勉強になる時間でした。
カオルコさん、本当にありがとうございました。
サナア行きの乗り換えは1時間と少し。
ドバイへ着いてすぐにすぐにあわてるくらいで一番端にあるゲートへと向かう。走る必要はないかもしれないけれど、少なくとも早歩き位した方がいい時間だった。
着いたときにはわずかばかり明るさの指していた空はゲートから飛行機へ向かうバスの中でだんだんと空をピンクに染め始めていて、朝と一緒に私の旅が始まるような感覚だった。
サナアまでは3時間。空席がちょっと目立つフライトだ。
あ、この人たちが イエメン人なのだ。周りのそれらしき人を見ると嬉しい。
空港は小さかった。飛行機からバスで着いた入国カウンターは少しがらんとした大きな部屋で、一つ国の首都の空港にしてはだいぶ前のカンボジアのシェムリアップ空港のような、感じ。
ビザもあって問題なく入国をして、・・そう、ついに入国をしたのだ!
憧れていた、イエメンだ!
ドキドキをちょっと隠しながらゲートをくぐり、朝で開いたばかりなのだろうか、入り口の脇の両替商で持っていたドルをイエメンリアルに変えた。
そしてイエメンの空気の中へ、空港を出た。空港のタクシーは高いので乗り合いタクシー・ダッバーブを拾うためだ。空港の構内を出てすぐ駐車場があり、聞くと右の方の広場の向こうにある道路で拾うことができるらしい。わずか歩いて3分ほどの距離といったところか。
少し目の前で1台のだっバーブが行ってしまった。
ああああ〜と思っても2〜3分ほどで次の私の行きたい目的地のダッバーブが来た。小さいワゴン車のシートに破れのある車に乗り込む。イエメンの街を走っている〜♪
乗り合わせていた子供たちが私に興味の目を向けている。
「アッサラーム・アレイクム」
道は大き目の道ですっきりと広い。しばらく行くと空港の周辺よりも生活感を感じる景色が広がる。私はしばらくその街並みを楽しんでいた。
15分ほどすると、私は人々の生活をただ外から眺める傍観者からその町の中を進む、旅人になった。
どうやら道は行き止まりでまだ先は工事中のようだ。なぜこんなに?まっすぐじゃないんでしょう、この道。多くの車が人の生活感が漂う道をけっこう次々に進む。大きいとはいえない道の脇には味のある家が並び、少し先の空き地には子供の姿が見える。イエメン人の町をうきうきする新鮮な気持ちとともに、揺れる小さな車内から眺めていた。
町並みと曲がった道に関心しながら数分後、たぶん途切れた道の先と思われる大通りに出た。乗り合いタクシーを楽しみ始めた頃、車は速度をゆるめたかと思うとさっきとは全く違った渋滞に入ってしまった。
車はみんな我先にと大きなクラクションを鳴らして割り込む入り込む。ダッバーブの運転手は客がいても開け放った窓越しに大きな声でやり取りをする。
アラビア語の強い発音が普段聞かない私にはきつく聞こえる。
この渋滞、乗り換えの大きな乗り合いタクシー乗り場、ハサバまでまもなくだろうか。
これまでの快速がうそのような渋滞で5分ほど過ごすと右手に時計台が見えた。
「ハサバ?」
そう聞くと、乗り合わせていたみんながうなづき、私の乗換えを教えてくれた。
少し先で車が停まると同じ方向へ行く人が私を先導して少し先の乗り場まで案内してくれた。
さらにダッバーブを乗り換えて向かう先は、私がここにいる理由のあの景色が待っている。イエメン門ことバーバルヤマン、そしてサナアの旧市街だ。
バーバルヤマン近くのダッバーブ乗り場から歩くこと5分、すごい人ごみの先に見えていたバーバルヤマンがどんどんどんどん私の足取りに比例してその大きさを増す。近づくにつれてバーバルヤマン越しのサナアの現代のおとぎ話の町が私の目いっぱいに広がる。
イエメンだ〜 バーバルヤマンだ〜
想像以上に、期待を裏切ることのないサナア旧市街だ!
イエメンの到着が近づいて来たときに
下を見るとこれまで見たのとは
違う景色が広がっていた。
日本では見ることのないイエメニア航空
ハサバのダッバーブ乗り場