3. カンガル犬
1. カンガルの町
2. バルクル・カプルジャ



















カンガル犬はトルコで最も有名な牧羊犬で家畜を狙う野犬から
羊たちを守る優秀なトルコ原産の犬だ。
今ではアフリカなどでもその働きと性格が認められてたくさんの
野生動物との共存のために輸入・採用されているほど。
一見のんびりと見えるわんちゃんでも、ライオンとも戦えるほど強い
家族である羊たちをしっかりと守る犬なのだ。
カンガル・キョペイ(カンガル犬)がトルコ語で英語では
アナトリアの犬、アナトリアン・シェパードと呼ばれている。
バルクル・カプルジャとお友達になったムスタファさんのバーベキュ−を楽しんでそれでも少しだけ時間があったので、と言うよりもそのために少し時間を作り、カンガルの町へ入るときに見たカンガル犬の繁殖・訓練施設「KANGAL
ARASTIRMAARI MERKEZI」へ行くことにした。町の人に聞くと、カンガル・キョペイン・チフリKangal
Kopegin cifteligiというと伝わる。
ここへは本来ならタクシーを使うことになるのだけれど、今回はバルクル・カプルジャでお知り合いになったムスタファさんが話をしたら興味を持ってくれて、オトガルでバスの時間を確認すると連れて行ってくれた。
まもなくと言うところで幹線をたくさんの羊たちが横切った。この景色がなんともトルコらしくのどかで大好き。
幹線のすぐ脇に作られた施設。この看板が見える。
仔犬、超かわいいです!!
でかい!
少し先から聞こえて来た遠吠えに答える遠吠えをする犬たち。
中に入って外から見えた檻へと向かう。
檻は10ケくらいがずらっと並んでいてそれぞれの檻にひと夫婦かふた夫婦と子供たちが入れられている。
人に飼われているわんちゃんたちなので、訪れた観光客たちに吠え掛かるようなわんちゃんはいなかった。でもそれは飼われているせいだけじゃなくて獰猛とも言われているけれど、その強さからくる落ち着きのようにも感じた。私たちなんか相手にもしてないような。
カンガル犬はとっても大きくて力強さを感じる犬だった。
でも、もちろん、仔犬たちとーってもかわいかった!
この檻の脇には小さな家のような資料館をかねた建物が作られている。二部屋に分かれた室内には少しの展示があった。カンガル犬の刺繍やカーペット、いくつかの写真が並んでいた。身近でカンガル犬を見たけれど、この写真は改めてカンガル犬の大きさを見せるものが並んでいた。
本当に大きくてすごい犬だ。
カンガル犬は牧羊を行うときに首輪をつける。野犬と戦うこともあるために首をかまれないように首輪には鉄製の大きなとげがつけられている。
野犬を倒す強さを持ったカンガル犬でも
飼い主には絶対服従なので
←こんななこともできる。かわいいなぁ。
カンガル・キョペイン・チフテリを見終えて町に帰ろうとしたけれど、来る途中に見た道の反対側の施設が気になってムスタファさんに寄ってもらった。
ここにもいくつもの犬舎があって手前の鉄網の向こうに更に鉄の網が作られ大きなカンガル犬たちがいた。
羊の群れが近くになるにつれ犬たちは荒くほえ始めた。羊飼いに連れられた犬に反応してるようだ。
遠くから来た羊飼いの犬は2匹のカンガル犬。強そうだけど1匹は足を引きずっている。大きなこの幹線で事故に遭いもう治らない怪我を負ったらしい。そして悲しくもこの羊飼いの犬の1匹は昨年交通事故で死んでしまったそうだ。
犬はたくさんの羊が渡りきった後に渡る。障害物のない道路を車はスピードを出して通る。
柵越しに犬たちを見ていると羊飼いの人が近くにやって来た。隣にいたムスタファさんとカンガル犬について話をしていた。ここにカンガル犬たち、優秀な犬たちのようで1匹当たり8〜10万円とのこと。日本でわんちゃんを飼うときにはこれくらいまた、それ以上のものが多いけれど、トルコで、それもまた羊飼いにとって出す金額としては大金。カンガル犬がどれだけ価値あるものかがわかる。
今日はここからシャンル・ウルファの町へ向かう。ムスタファさんが黒海地方を一緒に旅しようとずいぶん誘ってくれたけどそれはお断り。かわいいわんちゃんたちと良くしてくれた少年たちそしてムスタファさんにお礼を言って、マラテヤの町へ向かうバスに乗った。バスはマラテヤからガージ・アンテップさらに乗り換えて先のシャンル・ウルファへ向かう予定だ。
柵の向こうに並ぶ犬舎には
たくさんの強そうなカンガル犬。
大きく見えるけど生まれて半年強の仔犬たち。
私たちを見つけると近くに来てくれた。かわいい兄弟。
帰り際に2回目の大量の羊たち。
嬉しい。