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スリランカ到着

スリランカに到着したのは夜の12時ごろ。ベストなのはどこかのホテルに行って休むことだ。
でも、私は翌朝はもう別の都市、北のアヌラーダプラへ向かうと決めていた。だからこの時間から休むのはなんだか金額的にももったいなかったし、何よりこの時間から空港周辺やら離れた市内へ出てホテルを探して見つけれる保証もその気もなかった。
「その時間(深夜)は外へ出ないほうがいいと思うわ。あなたの国(日本)とは違うのよ。」
飛行機であったスリランカ人女性のそんなアドバイスも頭をよぎっていた。

入国の前に私は空港内で休む場所を探した。幸いなことにコロンボ空港は24時間空港だった。空港で朝まで過ごすのは初めてじゃなかったからさほど気にも留めずにいたけれど、ここは私が以前過ごした空港よりも閑散としていて・・寝てる人は一人・・くらいか。う〜〜む。
入国したらロビーにはもう少しベンチとかいろいろあるのかもしれないけど、安全の面なら明らかにこちらの方がいい。
でも、コロンボの空港はそんな私の願望に優しくなかった。
ベンチは1個しかなく、そこで人が寝ているのだ。他のいすは全てが肘置きのついた、もう少しいいもので、体を横たえることはできない!あああああ。
覚悟を決めた。それはそこで寝る覚悟じゃなくて、床で寝る覚悟だ。私は前の日の暑い暑いバンコクの観光で体力を消耗していたし、翌日は長い移動が控えていたから。
角の目立たない場所に行きバックパックを下ろす。少しもたれるようにして、なかなか寝付けないながらも私は目を閉じた。

アヌラーダプラ行きの列車は早朝からあった。
それを考えて、かつ人の動きが出始めるだろう4時にスリランカの入国カウンターを越えた。本当の意味でのスリランカ入国だ。
空港の構内を出ると、私の想像以上にたくさんの人がいて、市内行きのバス乗り場は少しだけごった返していた。どこからこれだけの人がこんな時間になんで?と思いながらも、止まっていたバスに乗り行き先を伝えた。それは終点だった。

小さな町をいくつも過ぎ約40分〜1時間後、コロンボの中心にある民営バスターミナルへと着いた。まだあたりは暗い。それでもバスターミナル周辺は人がたくさんいて、少し先へ進むと、朝の市場に出されるだろうたくさんの量のバナナやら他の野菜が大きなトラックの荷台からおろされていたりする光景を見れた。
まだスリランカ人がどんな人たちなのかわからない。ましてこの暗闇で表情は読み取りにくい。でもね、そんな中で作業をしている人と目が合ったとき、にっこり笑ってくれた。なんだかほっとした。
目的地のコロンボ・フォート駅まで10分ほどの道のりだった。チケット売り場を聞いて目的地「アヌラーダプラ」を言うと、列を教えてくれたので、並んだ。早朝だと言うのにたくさんの人が並んでいた。
15分くらい経った頃か、列の半分くらいまで来たとき、すいている横の列に目をやった。私は行き先が違うのだろうと思っていたけれど、どうやらそちらは2等の列で私がいたのは庶民の3等車両のチケットの列だったのだ。まだある先の列を見て疲れてもいたし少しだけ2等に行っちゃおうかななんて思いもしたけど、ここから出るのもいやらしかったし、いろんな人を見れそうなローカル度の高い3等の魅力に負けた。ついでに安上がりだからね。わずかだけど。
さらに待つこと20分ほど、希望していた次の出発の列車のチケットを手に入れた。

人の流れに沿ってアヌラーダプラへ向かう列車を探して、乗り込んだ。ついに、旅が列車の出発とともに始まろうとしていた。

メリ色スリランカ アヌラーダプラへ へ
スリランカ プロローグ へ

空港で見かけたスリランカ航空の職員のお姉さん。写真をお願いすると、いぶかしげな顔の後、恥ずかしそうにとらせてくれた。孔雀のイメージの征服がそれは美しい。

コロンボ・フォート駅のチケット売り場。暗闇の中、蛍光灯の白い光が妙に光って見えた。

スリランカ