


最近スパムメールが多く来て困っています。
そんなメールの中から消そうと思ったとあるメール、あれ?この名前って‥
差出人は「Stand」
もしやもしや!
3年ほどご無沙汰していた友人からのメールでした。
メールアドレスを変えたということで簡易的ながらもメールを送ってくださってうれしい!
Standさんはファミリーです。
5年前に東欧を旅行していたとき、ハンガリーの首都ブダペストを早朝に出て、スロバキアの第2の都市コシツェに昼前に到着しました。10月だというのにかなり冷え込んでいておまけにやや雨まで降っていて、しばらく滞在した居心地のいいトルコを後にしてまだ1週間ほどだった私はいつもよりなんだか寂しさを感じていました。
次の目的地はポーランドの古都クラコフ。本来なら今乗ってきた列車にそのまま乗っていれば到着する場所だったのですが、せっかくのスロバキアに立ち寄らない手はありません。というよりも、ちょっと目にした古城の景色がきれいだったので、それを見たいなぁと思ってのコシツェ。
古城はスピシュ城といって世界遺産にも認定されている場所です。コシツェから2時間半、朝からのかつ夜のクラコフへの移動を考えればここでの往復5時間はなんなんだってな足取りですが、このときは漠然と見てみたいなぁと行くことを決めたスピシュ城。
コシツェの駅についてクラコフ行きの列車の時間を調べていると超超かわいい女の子を連れたおじさんに声をかけられました、
「あの、あなたの容姿はアジア人ですが、タイ人ですか?」
「いえ‥・、日本人ですけど・・」
「あ〜すいません。今日タイ人の友人が来るので駅まで迎えに来たのですが、アジア人の女性だったからあなたかと思いました。」
そこから立ち話をしばらくして
「じゃあ、スピシュ城から帰ってきて、深夜の列車まで時間があるならうちにいらっしゃい。この子のほかに二人の息子がいるのですが、妻も歓迎するでしょう。こんなに寒いのですから。」
なんてなんておやさしい〜〜。
この日の天気はほんとに悪くて、10月の上旬だというのに山道を走るスピシュ城からの帰りの列車の窓からはみぞれ。夏に旅をはじめ東欧の秋を少し甘く見ていた私は持っていたものをほとんど着ることになっていました。ぬれた服にスニーカーでなお寒く感じていました。
この寒さの中、あの暖かなおじさんと娘さんの誘いが私の中でろうそくの明かりのように感じてきて、小声ながら駅からおじさんの家に電話をしました。
ほんの15分ほどで迎えに来てくださって、ストーブの暖かな家へとあげてもらった一人の私。
すごく汚い靴なのに、おじさんマークはタオルで水気を切って私の出発までに間に合うようにとストーブの脇においてくれました。家族のみんなが迎え入れてくれて、マークの作ったおいしいパスタをいただいて、奥さんのマリアンヌやかわいい子供たちとゲームをしたり、本当に本当に暖かな時間をいただいた家族です。
ご家族はキリスト教の布教活動を仕事とされていて、ご夫婦ともに4〜5ヶ国語を話し、数年ごとに引越しをして活動をされているご家族でした。
私の列車が来るのは深夜の1時半、家族が寝て、マークが私と二人ビデオを見て過ごしてくれました。1時過ぎに家を出て、駅まで送ってくれました。
「列車が遅れてたら、電話するんだよ。うちに泊まればいいんだからね。もちろん泊まりたくなったら電話するんだよ、メリ。」
暖かさに涙が出てきました。
一人で旅をすると、毎回毎回多くの人に感謝します。
そしてこんなステキな暖かな人との出会いに感謝することができます。
マーク、そしてマリアンヌに、ピーターにスージー。
元気そうだね。また会いたいよ。
あのときは本当にありがとうね。
22nd,Apr 2007
Standファミリー
ファミリーと出会ったスロバキアの
コシツェ中心部。かわいい町並み。
コシツェからがんばって行った!スピシュ城。
世界遺産といってもまだまだ整備されてなくて
寒空の下ひどくぬかるんだ道を歩いた。