
4. 陶器地区Potiers Quartier
1. 出会い フェズの家族と友達
2. フェズ町歩きT
3. スークを歩く・スークで迷う
5. アンダルースミュージック
6. フェズ町歩きU

























行き方;一番簡単なのはやはりタクシー。
「PotiersQuartier」を見せるか告げれば行ってくれる。12DH程度。
帰りはこの工房から歩いて来た方向へと歩いて10分ほどで
なにやら町の面持ちにバス乗り場などが見えてくる。
そのバス乗り場を過ぎてすぐのロータリーで乗り合いタクシー=
グランタクシーを捕まえることができる。コレだと3DH。
行きもメディナのグランタクシー乗り場で捕まえることができると思う。
多分おろされたのがフェズ・エル・バリの西端ヌアール・カスバの
マルーク門前だったので、ここがいいかも・・。
物を作っている人たちが好き。
あまりに素朴な人や、場所から
想像もつかないほどの美しいものが作り出される。
トルコでタイルや陶器で有名な
キュタフヤに行ったことを思い出す。
ここでも一人一人が自分の役割を果たし、
伝統から生まれた美しい陶器を作り上げていた。
青く乾いた空がそんな人たちをすがすがしく映し出していた。
入り口を入って中にいた人に聞くと、見て回ってもいいとのこと。一つ一つの作業場を見せてもらって、感動しながら歩いていると、いつの間にかみんなが順にアジア人の旅人を見に、人によってはその技術を説明してくれていた。とても嬉しく楽しかったけど、ちょうど来たオーナーがそんな雰囲気に対して多分こんなこと「持ち場へ戻ってちゃんと働け!」怒鳴っていた。すごく申し訳なく思った。申し訳ない気持ちももちろん大きく感じるけれど、感謝したい気持ちのほうが大きい。
とても貴重な経験をいただけたから。
案内専門の人が来て私をすぐ道を挟んだ向かいにあるショップへと案内してくれた。
そこには彼らが作った生活の中で使われる実用性の高いものもだけれど、それ以上に装飾性の高い品々がまさに所狭しと並べられていた。
彼は大まかに作られた10cm大のタイルに使う粘土を面の平たい重さのある道具でまっすぐにならし左手でまわしながら四方を切り落とし、タイルの一枚一枚を切り出していた。日に1000枚は作るらしい。
こちらは屋根に使うかわら(?)を作っているコーナー。木枠の8割くらいに薄く粘土をつめ、平らな木の棒で勢い良く前へとすりきると、開いた部分もしっかり粘土がいきわたり、台形の形が取り出される。コレを少し丸めてかわらにするという。
彼はとにかく寡黙に階段のステップ部分(と言っていたと思うんだけど)を作っていた。他よりも曲がった部分を作るだけに一つ一つ作るのに時間がかかる作業だ。
温かな焚き火の横にいたのはタイルの表面に釉(うわぐすり(?))のようなものをつけていく職人さん。液体を作るのに生ぬるいお湯がいるためここに焚き火がある。2枚挑戦させてくれた。
明らかに・・違う、ベッタリ。ごめんなさい!
タイルを焼く。
釜は2階になっていて、火は下でくべられて2階も熱される形。ここの釜では下で屋根瓦を上でタイルを焼くのに使っていた。一つ一つが重なることがないように微妙な隙間をつけて大量のタイルを積み上げていく。
実際に焼かれている釜の入り口。ふたの周りを粘土で固め、十分にさめた頃に粘土の部分にスコップなどをさしてふたを開ける。中に人が入って少しずつ取り出される。
左下は釜の上の部分で、煙が出ていた。中では焼かれるタイルやいろんな陶器たち。建物の2階では形作られた粘土が乾かされていた。
工房の広場の隅に大量の粘土が置かれていた。乾かないのかな。それとも1日で使い切るのか。
ショップのすぐ横もまた工房になっていて、ここでは美しく精密なタイル細工を見かけた。かわいらしく切り出されたタイルのパーツを裏向きに表面の模様を計算して並べる。その後で裏から素材はわからないけど固めて↓こんな柄になるとか。美しい。
買い物も終えて、帰り道と思ったその矢先に、すぐ脇にまだ見なかった工房を発見。10cm四方のタイルにすでに切り出されたパーツを怨む期においてペンのようなもので形をなぞって一つのタイルにいくつもの後をつけたら、その後が驚きだ。職人は前にある台と1本のハンマーを巧みに使ってなんと!その細かな形を切り出すんだ。
私が口をあけて見入ってると、にこりとわらて切り出したタイルをくれた。きれいだった。
どうもありがとう。
ショップの屋上にあがらせてもらうとコレがモロッコでの大きな都市のすぐ近くとは思えないほどの景色が広がっていた。すぐ横の工房からは煙が上がり、さっきの人たちが働いている。
イスラム教では珍しく飼われている物静かなわんこが私を見つめた。
すぐ近くの駐車場はタイルの端材から作られていた。太陽に反射して土色の中にあるいろんな色がキラキラ。
土地の人にとっては何気ない光景なのだろうけど、静かできれいな景色だった。思わずパシャリ。パシャリ。
工房で働く男の子がいろんな話をしてくれながら、乗り合いタクシー乗り場までに約15分案内をしてくれた。
「砂漠行った?」
「ううん、まだだよ」
「モロッコへ来たら砂漠へ行きなよ!」
そうか、砂漠。やはり考えてみたほうがいいのかな。